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SPORTEC(スポルテック)2017 フィットネス市場

2017/07/31

こんにちは。スポーツシューズ・アパレル アナリストの河端(かわばた)です。
今日はフィットネス市場についてです。

7月25日(火)~27日(木)の3日間、日本最大のスポーツ展示会「SPORTEC(スポルテック)2017」が東京ビッグサイトで開催され視察してきました。
3日間来場者登録数は約51,000名(SPORTEC公式ページより)で、昨年より10%増加しました。
会場では、とりわけスポーツジムで使う大型トレーニングマシーンが目をひきました。

 

弊社エヌピーディーグループの『Sports Tracker *1』では、エクササイズに使用するスポーツアパレルの市場規模や伸び率が分かります。

スポーツ使用に購入したスポーツアパレルの使用目的ベスト3は下記です(2016年6月~2017年5月計)。エクササイズは2位で水泳の2倍です。
ランニング:23%
エクササイズ(ジム、ダンス、ヨガなど):14%
水泳:7%

対前年同期比でスポーツ使用に購入したスポーツアパレル内でのシェアを一番のばしたのはエクササイズで、1.7ポイント増でした。
下記がエクササイズの内訳です。
ジム/フィットネス:57%
エアロビクス:18%

SPORTECでジムの大型マシーンが目立つのも、このデータを見ると納得です。
スポーツアパレル業界も、このフィットネス用にチャンスがありそうです。

フィットネスジム各社、入会無料キャンペーンや、手ぶらでも会社帰りに立ち寄れるようウェアやシューズのレンタルを行ったり、と工夫をしています。
また、足腰に負担が少ない水中エアロビクスなど年配の方々向けのものなど、プログラムも多様化しています。 

高齢化社会、働き方改革、など社会の変化と共にフィットネス市場が今後どのように変化していくのか注目です。

 

 

*1  Sports Tracker

スポーツアパレル・シューズ市場における消費者購買行動を時系列で把握できる世界最大規模の消費者パネルデータベースです。市場のトレンドやビジネスチャンスを特定し売上を伸ばすために必要な、製品トレンドと消費者動向について包括的な情報が得られます。カテゴリー、ブランド、アイテムレベルで自社製品、競合他社製品のパフォーマンスを分析できます。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/solutions/sports/