外食業態で代替肉の利用は1.5%、代替ミルクは3%
2021/06/09
フードサービス シニアアナリストの東(あずま)さやかです。
大豆タンパクなどを使った植物性代替肉の商品が増えています。大手スーパー、ハンバーガーチェーン、コーヒーチェーンでも取り扱いを始めています。代替肉って、どれくらい導入が進んでいるのでしょうか。これからの商品戦略を考える上で、考慮する必要があるのでしょうか。
『CREST』によると、2021年2月の外食業態(レストラン、ファストフード店など)を利用した食機会のうち、1.5%の食機会で代替肉が食べられたことが分かりました。小売業態(スーパー、コンビニ)では1.1%で、外食の方が導入が進んでいるようです。
同じく注目を集めている、オーツミルクやアーモンドミルクなどの代替ミルクでは、アーモンドミルクが外食業態で0.5%、小売業態で0.4%でした。オーツミルクは、外食業態でまだ0.2%、小売業態で0.3%でした。その他の植物性ミルク飲料(ピーミルク、ココナツミルク、カシューナッツミルク、ピーナツミルク、アマニミルク、クルミミルクなど)も0.8%程度飲まれており、外食では代替ミルク合計で3%もの食機会で飲まれていることが分かりました。
コロナ禍で、外食や中食を選ぶ際、“健康”を意識して料理を决める比率も上昇しており、ちょっと珍しい代替ミルクをラインアップすることは、他店との差別化につながりそうです。