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回転寿司チェーンの迷惑行動…消費者心理はどう変わったのか。

2023/03/30

こんにちは。フードサービス部クライアントサービスの味岡です。

3月下旬、お花見シーズン真っただ中ですが、先週末は雨続きでしたので、予定していたお花見を断念しました。春は天気が変わりやすいので、予定を立てるのが大変ですね。お花見を断念した代わりに、久々にお寿司をデリバリーで注文してみました。  

 

2023年に入ってからの外食関連のニュースとしては一番大きく、社内問題ともなった回転寿司チェーンの迷惑行為です。実際にSNSに上がった、はま寿司、くら寿司などだけでなく、回転寿司チェーンの来店、回転システムやオペレーションのフローの見直しなど、飲食店全体に影響がでました。

 

外食・中食市場情報サービス「CREST」によると、回転寿司チェーンの「店の清潔感」満足度を「不満」と選択した食機会比率が2.5ポイント上昇し、「非常に満足」は1.7ポイント減少しました。その他、店舗選択の理由では、「食べ物の質がよいから」を選択した食機会比率が減少し、「いつも、または定期的に行くから」は3.4ポイントも減少しました。また、再利用の意向も減少しています。

 

弊社のCRESの調査データでは、なぜ、そのお店を選んだかの、といった店舗選択理由や顧客満足度も調査しており、5年前、1年前との比較、3か月前との比較などが可能です。

外食の利用に関しては、消費者は価格や立地だけで選ぶことから、より自分に価値のあるお店を選択するようになっています。飲食店としては、なぜ売上が減ったのか、なぜ客足が減ったのか、原因となる複雑な消費者心理と行動を読み取り、適切なサービスを提供することがより一層重要となるでしょう。

 

プロフィール:

フードサービス事業部 味岡まゆみ

広告代理店、外資消費財メーカー、ソーシャルメディア会社において
営業(個人・法人)、マーケテイング、営業戦略、データ分析など15年従事。
エヌピーディーでは、食品メーカー様を担当。
海外駐在歴6年。訪れた国は31か国。