大豆ミートやプラントベースなど代替肉料理は30代で伸長
こんにちは。フードサービス部クライアントサービスの味岡です。
よくお客様からご質問を受ける「代替肉市場」に関して、現状はどうなっているのでしょうか。
「大豆ミート」「代替肉」は近年急成長した市場の一つですが、最近は一時のブームが落ち着いたこともあり、一時的なブームだったのか、この先に成長機会があるのか知りたいと感じている方も多いかもしれません。
外食チェーンでも、定番メニューとして販売を継続、また期間限定のみで提供している場合と販売状況はさまざまです。
Circanaが提供する外食・中食市場情報サービス『CREST®』によると、2022年9月-2023年8月計で「代替肉を利用した」外食・中食全体の食機会数は、前年同期比で26%増加しました。前年の成長率と比べると成長は鈍くなっていますが、それでもかなりの勢いです。
喫食者を年代別に見てみると、30代で最も大きく伸長しました。
また、Circanaの米国(シカゴ)が2023年2月にリリースしている記事によると、代替製品の食機会数シェアは小さく、減少傾向であるものの、今後も成長していくと予測しております。成長をけん引していくのは「持続可能性」、「動物福祉」、「健康増進」などの社会課題への関心が高いミレニアル世代とZ世代あり、製品を選ぶ理由とこれらの関心が大きく関わっているようです。
魚を中心とした食文化、教育、宗教が異なる日本では、市場をけん引してく性年代は異なるかもしれませんが、30代を中心とした世代で「持続可能性、動物福祉」という社会問題や世代を超えた健康意識の高まりから意識的に喫食される機会は増えていくのではないかと思います。
世代による価値観や意識、好まれている味やメニューの評価ポイントなどを分析していくことは今後の市場を開拓していく上でより大切になっていくでしょう。
(参照:Circana 2月プレスリリースより)
https://www.circana.com/intelligence/press-releases/2023/plant-based-beverages-and-foods-have-become-a-kitchen-staple-in-many-homes-and-an-entree-and-ingredient-option-at-foodservice-outlets/
プロフィール:
フードサービス事業部 味岡まゆみ
広告代理店、外資消費財メーカー、ソーシャルメディア会社において
営業(個人・法人)、マーケテイング、営業戦略、データ分析など15年従事。
エヌピーディーでは、食品メーカー様を担当。
海外駐在歴6年。訪れた国は31か国。