活用事例Case Study

お客様との取り組み事例2(日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社様)

中・長期戦略考案の第一歩! 
「エブリデイブランド」を目指すという会社目標のため、ビジネス課題と多角的なインサイトを素早く発見しています。

1970年の創業以来、全国で約1,200店のケンタッキーフライドチキン(以下KFC)を運営・管理。「KFCをエブリデイブランドへ」「もっと近くに、より快適に」「『安全・安心なおいしさ』の追求」の3つのキーワードを基に、お客さまの利便性と体験価値を向上するためのさまざまな施策を進めています。Circana とは、2020年より、外食・中食情報サービスCREST®と外食チェーンレシートデータサービスJapan Foodservice Receipt Trackingをサブスクリプション契約しています。消費者の動向を徹底的に分析し、「なぜ」を追求していくマーケティング部のお二人にお話を伺いました。

 

CREST®導入のきっかけについて

導入のきっかけは、他社で使用していたチームメンバーからの紹介です。CREST®をサブスクリプションで契約する前は、市場全体、パネルデータの分析はあまり行っておらず、定点のWEBアンケートを実施している程度でした。CREST®ではさまざまな軸の分析が時系列でできるという点で、マーケティングの課題解決に繋がっていけると考え、導入を決めました。

 

データクロス集計抽出ツール DecisionKeyの利用状況について

集計ツールに関しては、マーケティングの調査・市場分析の担当として、私(石田)が中心に使用しています。DecisionKeyへアクセスできるIDは5人分いただいておりますので、プロモーション担当などにも割り振っております。最初に使い方などの講習していただきまして、その後は自分でマニュアルを見ながらいくつかデータを出した後、すぐに覚えることができました。使い勝手としては良く、非常にわかりやすいものです。いつでも好きな時にさまざまなクロス分析ができますし、業態別、ブランド別、チェーン別、メニュー別の消費者属性、利用時間、曜日、クーポン利用、注文方法などの分析がとても役立っています。

 

導入後の変化について

導入して良かったことの1点目としては、さまざまな軸でクロス集計・分析することができるため、検証の幅が広く、KFCの弱みや強みを定量的に評価できるようになったことです。さらに、時系列で比較することで、どのような変化があったのか実態がわかるため、課題の特定に役立っています。2点目としては、いつでも必要な情報が取り出せるため、スピーディーに仮説の構築ができることです。DecisionKeyに自分たちで自由にアクセスすることができるので、仮説の検証、アイディアの考案なども非常に効率良く進めることができています。KFCのみならず、競合チェーンはもちろんのこと、ファストフードにカテゴライズされていない競合チェーンの動向も見ています。(石田様より)

自由にさまざまな軸の分析ができることはもちろんですが、他の調査会社と比較すると、分析アプローチについての提案と対応、分析内容とインサイトに満足しています。担当の東さんは、ビジネスクエスチョンに対して、漠然とした課題や疑問、仮説に対しても、分析方法を提案し、分析までしてくれますので、そこが他とは違う点であり、良い点だと思っています。(大江様より)

 

最後に、今後のサービスに関してご要望・ご意見

競合チェーン独自メニュー分析を自分たちでもできるとより嬉しいです。現状は、レシート・トラッキング・データは手元で抽出できるツールがないので、自分たちで抽出できるようになれば活用の幅が広がりますね。

*今後、(20242025年)、レシート・トラッキング・データの集計ツールもご提供できるようになる見込みです。