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<スポーツ調査レポート>成長続く韓国トレーニングアパレル市場 女性着用は年平均成長率+24%

2018/05/29

市場規模と消費者購買情報が分かるスポーツシューズ・アパレル市場情報サービス『Sports Tracker 1』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:トーマス・リンチ)が、韓国スポーツアパレル市場に関する分析を529日に発表します。

本レポートでは、大きく以下のことが分かります。韓国ではトレーニング使用目的のスポーツアパレル購入が成長を続けており、特に女性着用が市場をけん引しています。女性着用トレーニング使用目的のアイテムを見ると、レギンスとスポーツブラのシェアが高いことも分かりました。

 

 

女性着用トレーニングアパレルが市場けん引 5年間の年平均成長率+24%

『Sports Tracker』では、世界16各国でスポーツに使われている、またはスポーツ用に販売されているシューズとアパレルの消費者購入動向を継続して毎月調査をしています。

韓国スポーツアパレル(13歳以下は除く)のうち、トレーニング使用目的のアパレル購入は、2013年から2017年の5年間の年平均成長率 (CAGR) が+18%と大きく成長し続けています。特に女性着用では年平均成長率が+24%と高く、市場のけん引役となっていることがわかります。(図表1)

 

 

韓国女性トレーニングアパレル スポーツブラとレギンスでシェアの40%を占める

2017年計の女性着用トレーニング使用のアパレル内訳をみると、ジム・フィットネスへの使用が60%、ヨガやピラティスなどスタジオスポーツへの使用が残りの40%を占めています。(図表2

 

また、スポーツブラとレギンスの割合が高いのも韓国女性着用トレーニングアパレル市場の特徴で、この2つでトレーニング使用アパレル市場の40%の金額シェアを占めます。(図表3) スポーツ使用全体での同比率は16%です(2017年計)。

 

NPDグループ スポーツ業界アナリストYujung Kimのコメント

近年の韓国では、「ウェルビーイング」「ワーク&ライフバランス」「Yolo (You live only once)人生は一度きり」などクオリティー豊かな生活を表す言葉がキーワードです。
多くの人がより健康的なライフスタイルを求め、スポーツやフィットネスに参加しており、これが韓国のトレーニングアパレル市場をけん引しています。

 

 

NPDグループ スポーツ業界アナリスト河端香織のコメント

日本では「働き方改革」に関連して時間の使い方が話題になっています。余暇が増えた場合、スポーツも選択肢に入ってきます。プレミアムフライデー事務局によれば、「社員の方がプレミアムフライデーの日に会社を早帰りして取り組んだことの第3位に スポーツ がランクイン」とのことです。

2017年、22歳以下を除くスポーツ使用目的2のスポーツアパレル市場は、個数で見た昨年比は男性着用はわずかに成長、女性着用の方が男性よりも高い成長率となっています(特典データ)。 韓国と同じく女性に関してはトレーニング使用がけん引役となっています。手ぶらで通えたり、レンタルロッカー常備のスポーツジムが多く、会社帰りや空き時間を利用して楽しめることが成長の鍵となっています。

働き方改革に合わせて多くの人をスポーツに取り込むためには、「手軽さ」を取り入れていくことが必要です。

 

スポーツアパレルを普段着として着用するアスレジャーが盛んな韓国ですが、スポーツ使用目的2の市場もかなりの規模があります。2017年韓国の人口は日本の約0.4倍(出典:IMF World Economic Outlook Databaces 2018年4月版より)ですが、2017年計のスポーツ使用のスポーツアパレル市場規模は2250億円で日本の0.65倍です。女性着用に関しては0.93倍と日本とそれほど変わらない規模です。このようなスポーツアパレル市場が活発な韓国市場動向を参考にすることは、日本のスポーツアパレル市場の活性化に大いに役立つでしょう。

 

 

 ※本内容をご覧の皆様向け特典について(2018年11月末まで)

特典データ「日本 スポーツアパレル 使用目的別成長率」を無料でご提供いたします。ご希望の方は下記お問合せ先フォームにてご連絡下さい。

inquiry

 


*1  Sports Tracker

スポーツシューズ・アパレル市場における全国の消費者購買行動を時系列で把握できる消費者パネルデータベースです。市場のトレンドやビジネスチャンスを特定し売上を伸ばすために必要な、製品トレンドと消費者動向について包括的な情報が得られます。カテゴリー、ブランド、アイテムレベルで自社製品、競合他社製品のパフォーマンスを分析できます。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/solutions/sports/

 

 

*2   使用用途

スポーツ使用=「スポーツ用のみ」「主にスポーツ用」「スポーツとそれ以外(普段着)に同程度」の計
カジュアル使用=「主にスポーツ(普段着)以外」「スポーツ以外(普段着)用のみ」の計

 

調査データの転載について

本件で公開されている資料につきましては、ご使用用途によりますが、出典元を明記していただければ、基本的にご利用いただけます。
表記は「NPD Japan, エヌピーディー・ジャパン調べ」でお願いいたします。
ご使用前には必ず下記の問い合わせ先までご一報ください。

 

過去のレポートは、下記ページの「プレスリリース」よりご覧いただけます。
https://www.npdjapan.com/press-releases/press-releases-list/sports/

 

お問い合わせ先

エヌピーディー・ジャパン株式会社
担当:河端 香織(かわばた かおり)

〒108-0074 東京都港区高輪3-23-17 品川センタービル8F

TEL        : 03-5798-7663

FAX        : 03-5798-7665

Email     : npdjapan.info@npd.com

 

会社概要

会社名    エヌピーディー・ジャパン株式会社

英名        NPD Japan Ltd.

設立年月日            2003年 3月 31日

所在地    〒108-0074 東京都 港区高輪 3-23-17品川センタービル8F

TEL (03) 5798 – 7663

FAX (03) 5798 – 7665

資本金    80,000,000円

株主        The NPD Group Inc. (100%)

代表者    トーマス・リンチ

所属団体 一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会