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<外食・中食 調査レポート>週末子供連れのお出かけ時のテイクアウト利用 前年同期比+3.0%、2年連続増加

2018/01/23

外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、トーマス・リンチ代表)は、外食・中食市場における、テイクアウト(中食)需要に関する分析レポートを2018年1月23日に公表します。

本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。外食・中食市場において、週末に子供連れで食事や間食をお出かけ時にテイクアウトする需要は増加(2016年12月~2017年11月計で、前年同期比2年連続増加)しています。業態比率をみると、コンビニ利用が最も多く、半数近くを占めています。よく食べられているメニューは、1位おにぎり、2位麦茶、3位日本茶でいずれのメニューも出現率が前年同期比で増加しました。

 


 

週末子供連れのお出かけテイクアウト需要は2年連続増加

外食・中食市場において、週末子供連れで「店内」「家」「職場」「学校」以外の場所で飲食した=お出かけ時にテイクアウトを利用した機会は、2016年12月~2017年11月に、1.72億食機会*2で、前年同期比+3.0%と増加しました。前年も+2.2%増加しており、2年連続の増加となりました。(図表1)

 

 

お出かけテイクアウト利用で最も多いのはコンビニ

前述のお出かけテイクアウト利用における利用業態を見ると(図表2)、最も多いのはコンビニで43.6%と、半数近くを占めてます(2016年12月~2017年11月)。2番目に多いのはスーパー、3番目はハンバーガー系ファストフードとなっています。前年同期比では、コンビニが3.7ポイントシェアを伸ばしています。ハンバーガー系ファストフードのシェアも0.8ポイント増加しました。他のスーパー、自販機などの利用は減少しました。

 

 

 

お出かけテイクアウトで最も多いメニューはおにぎり

前述のお出かけテイクアウト利用時にどのようなメニューが食べられているのか出現率を見ると(図表3)、1位はおにぎりで出現率14.4%、2位麦茶(同13.1%)、3位日本茶(同12.3%)と“和”メニューが上位3つを占めました。これら3メニューはいずれも前年同期比で出現率が増加しています。一方で、4~8位の果汁飲料、コーヒー、弁当、菓子パン・ドーナツ、アイス類は減少しました。ハンバーガー系ファストフードがシェアを伸ばしたことで、9~10位のポテト料理(フライドポテトなど)、ハンバーガー類は増加しました。

 

 

春には本格的な行楽シーズンを迎えますが、外出時に手作り弁当を持参するより手軽に利用できる、テイクアウトの需要は高まっています。需要の多いアイテムは、かつてより手作りや水筒が多いと思われる、おにぎりや麦茶などです。人口減少の中、このような需要の高まっているシーンや需要に注力し取り込んでいくことは、自社の業績成長にとって非常に重要となるでしょう。

 


*1   CREST®

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html

*2  食機会数

外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数

 


 

 

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