<外食・中食 調査レポート>2018年第4四半期動向 客数2期連続増、客単価横ばい
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、トーマス・リンチ代表)は、外食・中食市場第4四半期(10-12月)の動向分析レポートを2019年2月26日に公表します。また、外食・中食市場の動向を分析・解説する無料セミナーを2019年3月27日(水)に開催します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。外食・中食市場の2018年第4四半期の市場規模は5兆3594億円で前年同期比+1.7%成長しました。2年ほど成長が続いていた客単価は今期横ばいとなりました。客数は2期連続で成長し、+1.5%でした。業態別では、居酒屋+バーが7四半期ぶりにプラス成長となりました。また、食機会別の伸び率を見ると、朝食が5%増と大幅な伸びを見せました。
外食・中食市場の四半期市場規模は5兆3594億円で1.7%増
外食・中食市場全体の2018年第4四半期の成長率(図表1)をみると、客数(食機会数)が1.5%増で2期連続成長、売上(市場規模)は、5兆3594億円で対前年同期比1.7%増となりました。客単価は2年ほどプラス成長が続いていましたが、今期は+0.2%増とほぼ横ばいとなりました。 外食、中食別にみると、外食は、客数(食機会数)が2.5%増と大きく伸び、客単価が0.6%減、市場規模は1.8%増加しました。中食は客数(食機会数)が1.0%増、客単価は0.5%増でプラスとなったものの成長率は鈍化しています。中食の市場規模は1.6%増と外食と同程度の伸びでした。
居酒屋+バーの客数が7四半期ぶりにプラス成長
業態別の食機会数の成長率(図表2)をみてみると、全体の26%を占めるシェア1位のスーパーマーケットの客数(食機会数)が2期連続でプラス成長となりました。コンビニはスーパーを上回る伸びを見せました。ファストフード+セルフカフェもプラス成長を維持しました。マイナス成長が続いていた居酒屋+バーは、7四半期ぶりにプラスに転じました。
朝食が+5%の大幅増
食機会別の食機会数成長率(図表3)をみると、夕食のみ横ばいで、他の食機会はすべて増加しました。特に、朝食は5%増と大幅な成長を示しました。朝食の成長は、スーパーとコンビニの伸びがけん引しています。
2017年から2018年の前半までは、客単価の成長率が高く、客数(食機会数)は伸び悩み、客単価の成長によって市場を成長させていましたが、前四半期(2018年第3四半期)から客単価の成長率が低下し、客数(食機会数)が成長し始めました。今期はさらにこの変化の傾向が強まっています。中食は前年の不調からの反動が一因と考えられ、外食は各社のクーポンや割引キャンペーン、デジタルマーケティング施策などの影響が強まってきたと言えるでしょう。
本分析の詳細をもっと知りたい方へ
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本分析を含めた外食・中食市場全体及び主要業態(ファストフード+セルフカフェ、ファミリーレストラン、居酒屋、コンビニ、スーパー)の2018年第4四半期の動向について分析・解説するセミナーを無料で開催します。
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詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。https://www.npdjapan.com/information/info_seminar2018_q4/
*1 CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html
*2 食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数
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