<外食・中食 調査レポート>2019年第1四半期動向、朝食と午前間食が伸びる
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、トーマス・リンチ代表)は、外食・中食市場2019年第1四半期(1-3月)の動向分析レポートを2019年5月22日に公表します。また、外食・中食市場の動向を分析・解説する無料セミナーを2019年6月19日(水)に開催します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。外食・中食市場の2019年第1四半期の市場規模は5兆2536億円で対前年同期比1.3%成長しました。業態別では、コンビニ、スーパー、ファストフード、居酒屋+バーの食機会数が増加しました。また、食機会別の伸び率を見ると、朝食が2%増、午前の間食が6%増と大幅な伸びを見せました。
外食・中食市場の四半期市場規模は5兆2536億円で1.3%増
外食・中食市場全体の2019年第1四半期の成長率(図表1)をみると、客単価の1.0%増が寄与して、売上(市場規模)は、5兆2536億円で対前年同期比1.3%増となりました。客数(食機会数)は、前期まで2期連続プラス成長で、今期は+0.3%の微増となりました。中食の客数は0.5%増加したものの、外食で0.2%減となりました。客単価は、外食でも中食でも上昇しました。
居酒屋+バーの客数が2期連続プラス成長
業態別の食機会数の成長率(図表2)をみてみると、全体の27%を占めるシェア1位のスーパーマーケットの客数(食機会数)が3期連続でプラス成長となりました。コンビニはスーパーを上回る伸びを見せました。ファストフード+セルフカフェもプラス成長を維持しました。マイナス成長が続いていた居酒屋+バーは、2期連続のプラス成長となりました。
朝食、午前間食が伸びる
食機会別の食機会数成長率(図表3)をみると、朝食が2%増加、午前間食が6%と大幅増となりました。サッカー観戦の好影響もあり、夜の間食も1%増加しました。
2017年から2018年の前半までは、客単価の成長率が高く、客数(食機会数)は伸び悩み、客単価の成長によって市場を成長させていましたが、2018年第3四半期から客単価の成長率が低下し、客数(食機会数)が成長し始めました。ところが、今期はまた以前の傾向に戻ったような数値になっています。これは、また値上げが増えてきたことで、節約志向が強まってきたことが原因と考えられます。価格が上がったから、購入点数を減らす動きも出ており、不要不急の外食・中食機会が今後消費増税にむけて減少していくことも推測されるでしょう。
本分析の詳細をもっと知りたい方へ
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本分析を含めた外食・中食市場全体及び主要業態(ファストフード+セルフカフェ、ファミリーレストラン、居酒屋、コンビニ、スーパー)の2019年第1四半期の動向について分析・解説するセミナーを無料で開催します。
本セミナーは、6月19日(水)午後3時10分より品川にて開催します。
セミナー特典として以下の2つの分析とインサイトを紹介します。
「増加する単身世帯、外食・中食へのインパクトは?」
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詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。https://www.npdjapan.com/information/info_seminar2019q1
*1 CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html
*2 食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数
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