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<外食・中食 調査レポート>居酒屋のテイクアウトが伸長、市場規模13%増

2019/06/17

外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、トーマス・リンチ代表)は、居酒屋におけるテイクアウトの動向分析レポートを2019年6月17日に公表します。

本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。居酒屋のテイクアウト利用が増加しており、直近1年(2018年4月~2019年3月)の市場規模は1181億円で、前年同期比13%増でした。居酒屋のテイクアウト比率は同11%に達しました。また、2-3人グループでの利用が増えています。


 

居酒屋のテイクアウト市場規模は1181億円で13%増

居酒屋におけるテイクアウトの市場規模、食機会数推移(図表1)をみると、直近1年(2018年4月~2019年3月)の市場規模は1181億円で、前年同期比13%増でした。客数にあたる食機会数は同12%増で、こちらは2年連続の大幅増となりました。

 

 

居酒屋におけるテイクアウト比率は11%

居酒屋の利用形態(外食/テイクアウト/出前)の比率をみてみると(図表2)、外食の食機会数が右肩下がりで、この3年で3ポイント減少しました。一方でテイクアウト食機会数が増加し、直近1年(2018年4月~2019年3月)の比率は11%に達しています。

 

 

 

居酒屋のテイクアウトは2-3人のグループでの利用が増加

居酒屋でテイクアウトした料理を何人で食べているのかみてみると(図表3)、直近1年(2018年4月~2019年3月)では2-3人のグループが41%を占めており、この3年で10ポイントも増加しました。「1人で」が減少しており、居酒屋のテイクアウトはグループでの利用が多く、かつ増加していることが分かりました。

 

 

軽減税率を伴う消費税増税を2019年10月に控え、外食各社は軽減税率が適用されるテイクアウトや出前に力を入れ始めています。居酒屋のテイクアウト利用が増えて、家飲み需要が増えているということは、外食のテイクアウトを取り込む戦略にとって追い風となるでしょう。グループ向けのセットやサービスを強化することでチャンスが広がる可能性が高いです。


*1   CREST®

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html

 


 

 

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