<外食・中食 調査レポート>2020年4月の市場動向、外食・中食売上は42%減、外食売上は71%減で大打撃
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、トーマス・リンチ代表)は、外食・中食市場2020年4月の動向分析レポートを2020年6月4日に公表します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。コロナウィルス感染拡大の影響を大きく受けた2020年4月の外食・中食市場は、売上が41.9%減少しました。外食売上は71.2%減少しました。業態別の売上は、ファストフード+セルフカフェのテイクアウト・出前が45%増で大躍進。食機会別では、昼食の食機会数が最も減少しました。
外食・中食市場の2020年4月は、売上41.9%減
外食・中食市場全体の2020年4月の前年同月比(図表1)をみると、売上(金額市場規模)が41.9%減少、客数(食機会数)が26.5%減少しました。内訳として、外食(購入場所で喫食。コンビニやスーパーなどのイートイン含む)売上は71.2%減少、客数(食機会数)は64.0%減少しました。。
ファストフード+セルフカフェのテイクアウト・出前が45%増加
業態別の4月の売上前年同月比をみると(図表2)、ファストフード+セルフカフェのテイクアウト・出前計が45%増と大幅に増加した一方で、居酒屋+バーのイートインは88%減、その他フルサービスレストランのイートインは74%減と大きく落ち込みました。
昼食は31%減で最も食機会数が減少
食機会別の食機会数シェアの変化と前年同月比をみると(図表3)、もっとも食機会数が減少したのは昼食(約3.1億回減)で、前年同期比は31%減でした。夕食が次に減少が大きく(約1.9億回減)で、同36%減でした。
エヌピーディー・ジャパン フードサービスシニアアナリストである、東さやか(あずま・さやか)は、次のように話します。「外食市場において、4月の緊急事態宣言後~ゴールデンウイークがコロナウィルス感染拡大の影響を最も受けたピーク期であり、5月の連休後は、“再スタート”の時期となります。今後は、“回復”期に向かいますが、Withコロナの新しい日常のニーズに応えることが重要となります。ウィズコロナの新しい生活様式に合わせた、長期戦をみすえたサービスが増加を続けると考えられ、テイクアウトやデリバリーは、今後も伸びが続くと予想されます。」
*1 CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html
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