<スポーツシューズ・アパレル市場 調査レポート>2021年1-9月のランニングシューズ・アパレル市場規模、19年同期比14.5%減少、ランニング頻度が高い男性での減少が影響
スポーツシューズ・アパレル市場情報サービス『Japan Sports Tracker*1』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、クリストス・クリストフォロー代表)は、2021年1-9月のスポーツシューズ・アパレル市場概況分析レポートを2022年1月20日に公表します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。日本の2021年1-9月のランニングシューズ・アパレル市場規模は1,443億円(19年同期比14.5%減)と、2年連続で大きな減少を見せています。属性別では男性、特にランニング頻度の高い層で大きな減少を記録しました。
ランニングシューズ・アパレル市場規模、2021年1月-9月は19年同期比14.5%減
日本の2021年1-9月のランニングシューズ・アパレル市場規模は1,443億円で前年同期比8.2%減、19年比14.5%減と、2年連続で大きな市場減少が見られます(図表1)。
男性セグメントで特に減少
特に減少幅が大きかったのは、最も大きなセグメントである男性市場で19年比15%減、金額にして178億円の市場が消失しました。2番目に大きな女性市場は2%の減少に留まっています。
ランニング頻度の高い層で大きな減少
ランニング頻度別に見ると(図表3)、男性の178億円減のうち、週3回以上の層が68億円、週1~2回の層が76億円の減少と、大部分を占めていることが分かります。このことから19年比でのランニング市場減少の主な要因が、男性のランニング頻度が高い層だということが分かります。
エヌピーディー・ジャパンのスポーツ事業部アカウントマネージャーである、伊藤和正(いとう・かずまさ)は、「男性のランニング頻度が高い2つの層を見ると、平均購入金額が1~2%の減少なのに対し、購入数が11%~14%の減少と大きく下がっています。ではなぜ購入数が下がったのでしょうか。可能性としてはランニング頻度が下がった(回数が減った、もしくはやめた)、あるいは今まで買った製品を使い続けているという可能性が考えられます。この消費者心理を紐解くことがランニング市場回復の鍵となります。」と話します。
*1 Japan Sports Tracker
スポーツシューズ・アパレル市場における全国の消費者購買行動を時系列で把握できる日本で唯一の消費者パネルデータベースです。市場のトレンドやビジネスチャンスを特定し売上を伸ばすために必要な、製品トレンドと消費者動向について包括的な情報が得られます。カテゴリー、ブランド、アイテムレベルで自社製品、競合他社製品のパフォーマンスを分析できます。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/solutions/sports/
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