<外食・中食 調査レポート>外食・中食市場の間食は、2019年比6%増、2022年7月-2023年6月計、食事系フードが伸長
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、クリストス・クリストフォロー代表)は、2022年7月‐2023年6月の外食・中食市場における間食動向分析レポートを2023年8月17日に公表します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2022年7月-2023年6月計の外食・中食市場全体における間食の金額市場規模*2(売上)は、コロナ前同期比で6%増でした。間食のフードメニュー出現率ランキングでは、菓子パン、弁当、サンドイッチなど食事系メニューの出現率が前年比で伸長しました。
間食の市場規模は、2022年7月‐2023年6月に2019年同期比6%増
2022年7月-2023年6月計の外食・中食市場全体における間食の金額市場規模(売上)は、コロナ前の2019年7月-2019年6月比で6%増でした(図表1)。全体は、同4%減であるのに対し、間食の成長が上回っていることが分かります。
間食で弁当の出現率が伸長
間食のフードメニュー出現率ランキングをみてみると(図表1)、1位はチョコレート、2位は菓子パン、3位はスナック菓子、4位はケーキ、5位は弁当でした。前年同期比で出現率が伸長したメニューは、出現率トップ10のうち、菓子パン、弁当、クッキー類、サンドイッチ、洋風焼き菓子でした。
エヌピーディー・ジャパン フードサービスアカウントマネージャーである、味岡まゆみ(あじおか・まゆみ)は、次のように話します。「間食はリモートワーク、テイクアウトの需要増加によりコロナ禍の影響が比較的小さく済みました。コロナ禍では、間食と食事の区分があいまいになったり、こまめに食事を分けたりといった現象がみられました。リモートワークが一定多数で定着したことで、食事と間食の垣根を越えて、バランスの取れた食事をより簡単に摂りたいという消費者の需要は今後も増えていくことでしょう。」
*1 CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。世界13か国で実施。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html
*2 間食の金額市場規模 : 消費者にとって間食と認識されている食機会。午前間食、午後間食、夜間間食の延べ食機会数に一人当たりの平均支払金額を掛け合わせて算出したもの。
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