<外食・中食 調査レポート>2023年7月、飲食店舗数は、前年同期比で9.1%減、閉店数が新店数を上回る
外食・中食市場情報サービス『ReCount®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区)は、飲食店舗数に関するレポートを2023年10月17日に公表します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2023年7月期の日本全国の飲食店舗数は、825,712店舗で、前年同期と比べ9.1%減少しました。全体の87%を占める、小規模・個店の減少が影響しました。閉店数が多い一方で、新店数が少なかったことで、新店数を閉店数が上回りました。
日本全国の飲食店舗数は、2023年7月に825千店舗、前年比9.1%減
飲食店舗情報サービス『ReCount®』によると、2023年7月期の日本全国の飲食店舗数は、825,712店舗で、前年同期と比べ9.1%減少しました。全体の87%を占める小規模・個店の減少が影響しました。
新店数を閉店数が上回る
中小企業庁の2022年版小規模企業白書によると、宿泊業、飲食サービス業の開業率は17.0%、廃業率は5.6%と比較すると、ReCount®における2023年7月期は、新店数率がかなり低いにもかかわらず、閉店数率は非常に高くなっており、新店数を閉店数が上回ったことで、店舗数が大きく減少しました。
居酒屋と従来型喫茶店の店舗減少が店舗減少に寄与
全体の店舗数減に最も寄与したのは、和風居酒屋と従来型喫茶店の大幅減少で、和風居酒屋は前年同期比13.8%減、従来型喫茶店10.3%減でした。
エヌピーディー・ジャパン フードサービスシニアアナリストである、東さやか(あずま・さやか)は、次のように話します。「コロナ禍では、政府からの補助金などにより、資金繰りがうまく行っていた店舗や企業も、補助金がなくなり、2023年からはゼロゼロ融資の返済も始まったことに加え、2022年からの原材料などの仕入れ費の高騰、さらには、人手不足と人件費の高騰で、飲食店の経営は非常に厳しくなっており、2023年はその影響で、閉店、廃業、倒産が増加していると考えられます。」
*1 ReCount®
業態/チェーンの店舗数及び店舗情報を提供するサービスです。
日本全国の飲食店70万件の詳細情報リストと集計データ を提供します。
詳細資料:飲食店舗データベースReCount®ご案内
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