<外食・中食 調査レポート>洋風ファミリーレストランのテイクアウト、18%増、2023年の食機会数前年比、飲食店計は同1%増
外食・中食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するサカーナ・ジャパン株式会社(エヌピーディー・ジャパン株式会社より社名変更、東京都港区、ケビン・ソー代表)は、2023年の外食・中食市場におけるテイクアウト市場の分析レポートを2024年5月7日に公表します。
本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。2023年1月-12月計の外食業態計(レストラン)におけるテイクアウト(持ち帰り)の食機会数(客数)は前年比で1%増でした。洋風ファミリーレストランでは前年比18%増と大幅増でした。
外食業態計(レストラン)テイクアウトの食機会数は前年比で1%増
1月-12月計の外食業態計(レストラン)の食機会数(客数)をみると(図表1)、全体で前年比8%増、テイクアウト(持ち帰り)の食機会数(客数)は、前年比1%増と緩やかに伸びました。
洋風ファミリーレストランのテイクアウトは前年比18%増
テイクアウトの食機会数を業態別にみると、もっとも伸びたのが洋風ファミリーレストランで前年比18%増と大幅増でした。洋風ファミリーレストラン全体は同13%増のため、テイクアウトが特に伸長していることが分かります。
サカーナ・ジャパン フードサービスシニアマネージャーである、味岡 まゆみ(あじおか・まゆみ)は、次のように話します。「テイクアウトはコロナ禍で大きく需要が伸び、成長した市場ですが、2023年は店内飲食(イートイン)が回復したことで、テイクアウトの成長は緩やかでした。前年比でテイクアウトの客数が減ってしまった業態もありますが、洋風ファミリーレストランのように成長した業態もあります。また、グループ利用状況をみると、外食・中食市場全体のテイクアウトは大人の一人利用で伸びていますが、洋風ファミリーレストランでは、前年比で大人一人利用よりもグループ利用が伸びていることがわかりました。店内飲食(イートイン)の客数が回復しても、コロナ禍を経て変わった生活スタイルの定着、共働きの増加、継続的な値上げの状況からテイクアウトは引き続き重要な市場といえます。一人用、一回のみの利用だけではなく、複数人用、または複数回の利用の機会など食機会やシーンに合わせた商品の提供が必要になるでしょう。」
*1 CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。世界13か国で実施。
詳細URL: https://www.npdjapan.com/service/food.html
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